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外壁塗装

外壁のひび割れの原因は?正しい修理方法をわかりやすく解説

「外壁にひびが…これって大丈夫?」
家の外壁にひび割れを見つけたとき、心配になる方は多いはず。でも、そのひびがすぐ修理が必要なものなのか、放置してもいいものなのか、自分で判断するのは難しいですよね。この記事では、外壁にひびが入る原因や種類、DIY補修と業者依頼の見極め方、さらにはひび割れを防ぐコツまで、やさしく解説します!

外壁がひび割れる5つの原因

家の外壁にひびが入っているのを見つけると、「これって大丈夫なの?」と不安になりますよね。ひび割れの原因はさまざまですが、主に5つの原因が考えられます。

5つの原因

  • 建物の揺れや地盤の変化による構造的なひび割れ
  • 外壁材や塗装の劣化による乾燥クラック
  • 施工ミス
  • 温度や湿度の影響
  • 雨水の侵入や水はけの悪さ

それぞれをっておくことで、早めの対処や予防につながります。

建物の揺れや地盤の変化による構造的なひび割れ

まず1つ目は、建物の揺れや地盤の変化による構造的なひび割れです。

地震や地盤沈下、家の重みによる沈み込みなどが起こると、外壁に力がかかってひびが入ることがあります。

とくに築年数が経っている家や地盤が弱い地域では注意が必要です。

外壁材や塗装の劣化による乾燥クラック

2つ目は、外壁材や塗装の劣化による乾燥クラックです。

モルタルやコンクリートなどの壁材は、時間が経つと乾燥して収縮します。

このとき、表面に細かいひびが入ることがあります。これを「ヘアークラック」と呼びますが、小さなものでも放置すると水が入り、内部が劣化する原因になります

施工ミス

3つ目は、施工ミスや天候による影響です。

たとえば、塗装のときに下地処理が不十分だったり、適切な気温・湿度でない状態で施工されたりすると、塗膜がうまく密着せず、早く劣化してひびが入りやすくなります。

温度や湿度の影響

4つ目は、温度差や湿度の変化による膨張・収縮です。外壁は昼と夜で気温差が大きく、晴れや雨でも湿度が変わります。このような「伸び縮み」が繰り返されると、塗膜や壁材に負担がかかり、ひび割れの原因になります。

雨水の侵入や水はけの悪さ

最後に5つ目は、雨水の侵入や水はけの悪さです。外壁のコーキング(継ぎ目部分のゴム状素材)が劣化していると、そこから水が入り、壁の内側が湿って膨らんでしまい、やがて表面にひびが出てきます。

ひび割れの原因をしっかり知っておくことで、「なぜ起きたのか?」を理解し、再発を防ぐ対策にもつながります。

代表的なひび割れの種類

外壁のひび割れには、すぐに修理が必要なものと、経過観察で大丈夫なものがあります。ここでは、代表的なひび割れの種類を5つ紹介し、それぞれの特徴と注意点をわかりやすく解説します。

主なひび割れの種類

  • ヘアークラック
  • 縁切れクラック
  • 構造クラック
  • サイディング壁の継ぎ目や目地のひび割れ
  • コーナーや出隅部分のクラック

ヘアークラック

まず最もよく見られるのが「ヘアークラック」です。

幅が0.3mm以下の非常に細いひびで、髪の毛のように見えるためそう呼ばれます。

これは主にモルタル壁に多く、塗膜の劣化や乾燥によって起こります。

表面だけの劣化であればすぐに深刻な問題にはなりませんが、放っておくと水がしみこみ、内部が腐る原因になるので、再塗装のサインと考えましょう。

縁切れクラック

次に「縁切れクラック」。

これは壁と壁のつなぎ目、あるいは開口部(窓やドアの周り)にできやすいひびで、施工時の伸縮調整が不十分だった場合などに発生します

幅が0.3〜1.0mm程度あることも多く、放置は危険です。

構造クラック

構造クラック」は幅が1.0mm以上ある大きなひびで、家の基礎や構造そのものにゆがみや沈下が起きているサインです。

壁全体に斜めに大きなひびが走っていたり、同じ場所に繰り返しひびが入る場合は、すぐに専門家に相談すべきです。

サイディング壁の継ぎ目や目地のひび割れ

4つ目に、サイディング壁の継ぎ目や目地のひび割れも見逃せません。

コーキング部分が硬くなってひび割れたり、縮んで隙間ができてしまうことがあります。

ここから雨水が入り、建物の内部が傷む原因になります。

コーナーや出隅部分のクラック

最後にコーナーや出隅部分のクラックも要注意。建物の角は力が集中しやすく、他の部分よりひび割れが起きやすい場所です。特に複数の面にまたがっているひび割れは、構造上の問題の可能性もあります。

外壁のひび割れの見分け方

簡単に見分けるポイントとしては、

クラックの種類幅の目安危険度修理の必要性
ヘアークラック〜0.3mm再塗装でOK
構造クラック1.0mm以上すぐに専門業者へ
縁切れクラック0.3〜1.0mm中〜高要補修

「たかがひび」でも、見分け方を間違えると大きな損害につながる可能性があります。早期発見・正確な判断が大切です。

外壁ひび割れの修理方法

外壁のひび割れを見つけたとき、「自分で直せるかな?」と思う人も多いはずです。実際、軽度のひび割れであればDIYで補修することも可能ですが、重度な場合や間違った処理をすると逆に悪化させてしまうことも。ここでは、修理の種類と判断ポイントを解説します。

DIYで対応できる外壁のひび割れ

まずDIYで対応できるのは、幅0.3mm未満のヘアークラックです。

市販されている外壁用の「コーキング材」や「シーリング材」を使えば、簡単な補修が可能です。

ひび割れ部分にプライマー(接着剤のような役割)を塗り、その上からコーキング材を充填してなじませるという手順が基本です。

最近では、初心者向けに使いやすい補修キットも販売されています。

専門業者に頼んだ方がいい外壁のひび割れ

ただし、幅0.3mmを超えるひび割れになると、DIYでは対処が難しくなります。

こういった中程度のクラックには「Uカット工法」といって、ひび割れ部分をカッターなどで削ってV字やU字に成形し、その中に専用のシーリング材や樹脂を流し込む手法が一般的です。

さらに、補修後に塗装を施して仕上げる必要もあります。これには専用工具や知識が必要になるため、プロに任せるのが無難です。

また、サイディング壁の目地やモルタル壁の深いひび割れ構造クラックが疑われる場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。

こうしたケースでは、外壁の下地や構造体にまで影響が及んでいる可能性があり、見た目だけを補修してもすぐ再発してしまいます。場合によっては、補修+張り替え、もしくは外壁全体の塗り直しが必要なケースも。

さらに、補修の後には必ず塗装のやり直しが必要です。せっかく補修しても、表面が塗装されていなければ雨風から守れず、また劣化が始まります。塗料の選び方にも注意が必要で、シリコン系やフッ素系など、耐久性に優れた塗料を選ぶことで長持ちします。

つまり、

  • 細かいクラック:DIYでも可(ただし自己責任)
  • 中程度〜構造に関わるクラック:必ずプロへ相談
  • 補修後の塗装も忘れずに!

というのが基本の考え方です。自分で判断が難しい場合は、まず専門業者に無料点検してもらうのが安心です。

補修を放置するとどうなる? メンテナンスの重要性と費用相場

「ひび割れくらい、たいしたことないだろう」と思って放っておくと、思わぬトラブルを招くことがあります。ひび割れは、外壁だけでなく、家全体の寿命にも関わる重大な劣化のサインです。ここでは、放置のリスクと補修費用の目安を見ていきましょう。

まず、最も大きなリスクは雨水の侵入です。ひび割れから少しずつ水が入り込むと、内部の木材や断熱材が濡れて腐敗したり、カビが発生したりします。これが進行すると、壁の内側から傷んでくるため、見た目では気づきにくく、被害が広がるまで放置されがちです。

また、ひび割れ部分から冷気や湿気が入り込むことで、断熱性や気密性が低下し、冬は寒く、夏は暑い家になります。光熱費も上がりやすくなるため、家計にも悪影響です。

さらに、構造クラックが進行すれば、家そのものの耐震性に影響が出る可能性も。いざ地震が起きたとき、家がゆがんでしまう、倒壊の危険が高まるといった深刻なリスクがあります。

では、補修費用はどのくらいかかるのでしょうか? 一般的な目安としては以下の通りです。

修理内容費用の目安(概算)
ヘアークラック補修(DIY)1,000円〜3,000円程度
シーリング材の充填10,000円〜30,000円程度
Uカット+補修+塗装30,000円〜80,000円程度
外壁全面補修・再塗装80万円〜150万円前後
張り替え(サイディング等)150万円〜250万円以上

早期に対処すればするほど、コストも手間も少なくて済みます。逆に放置すればするほど、被害は大きくなり、結果的に高額な修理が必要になるというわけです。

また、年に1〜2回は外壁を目視でチェックする習慣をつけましょう。台風や大雨のあとなどは、ひび割れが発生しやすいため、特に注意が必要です。小さな異常を早めに見つけて、対処することが、住まいを長持ちさせるコツです。

外壁のひび割れを防ぐためにできること — 日常でできるメンテナンスと注意点

外壁のひび割れを防ぐためには、日頃からのメンテナンスとちょっとした工夫が大切です。完全に防ぐことは難しいですが、「ひびをできるだけ発生させにくくする」ことは可能です。ここでは、実践しやすい予防策を紹介します。

まず重要なのが、適切な塗料と施工を選ぶこと。塗装時に使用する塗料の種類によって、ひび割れの発生しやすさが変わってきます。たとえば、柔軟性のあるシリコン系やウレタン系の塗料は、多少の動きにも対応できるため、クラックを防ぎやすい特徴があります。

また、施工時の下地処理の丁寧さもひび割れを左右する大きなポイントです。下地が不安定なまま塗装すると、時間が経ってから剥がれやひびの原因になります。信頼できる業者を選ぶことが、最大の予防策といえるでしょう。

次に、定期的なチェックも忘れずに。最低でも年に1回、自分の目で外壁をぐるっと見て回りましょう。特に、日が当たりにくい北側や雨が当たりやすい面は、劣化が進みやすい場所です。

さらに、水はけの管理も大切です。雨どいや排水溝が詰まっていたり、庭の水はけが悪かったりすると、外壁が長時間濡れた状態になり、劣化を早めてしまいます。雨どいの掃除や排水のチェックを、半年に1度ほど行うのが理想です。

また、植物のつるや雑草が壁に絡んでいないかも確認しましょう。植物が壁に触れていると、水分を保持してしまい、壁が湿気を含みやすくなります。

最後に、大きな地震や台風のあとには必ず点検を行いましょう。揺れや強風のあとには、目に見えるひびだけでなく、見えない内部の劣化が進んでいることがあります。

まとめると…

  • 耐久性の高い塗料を使う
  • 下地処理がしっかりされた施工を選ぶ
  • 雨どいや排水まわりの定期点検
  • 年に1〜2回は外壁チェック
  • 異常があればすぐ専門業者へ

これらを意識するだけで、外壁を長持ちさせることができます。住まいを守るために、日常の小さなメンテナンスを続けていきましょう。

まとめ

外壁のひび割れは、小さなサインに見えても、放っておくと家全体の寿命や安全性に関わる深刻なトラブルに発展することがあります。原因を正しく理解し、軽度なひびは早めに対処、重度の場合は専門業者に相談することが大切です。

定期的な点検と日々のメンテナンスによって、大切なマイホームを長く美しく、安心して守ることができます。ぜひ今回の記事をきっかけに、ご自宅の外壁をチェックしてみてくださいね。

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